劇団なんじゃもんじゃ

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『雨ニモ負ケズ野ざらし紀行』  

 初演1989年。軒下に捨てられた漬物石が語る今は亡き主人の話。

 作 吉村 登 演出 故しかた・しん

 お問合せは [E-Mail]nanja@lily.ocn.ne.jp  写真館へ  上演記録

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たまごとおじさん

ふしぎなボール

ハナさんのおきゃくさま

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ベッカンコおに

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ひとり芝居 ー軒下に捨てられた漬物石が語るー

 ■作=吉村登■演出=しかた・しん■出演=西尾瞬三

 

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■あらすじ

明日は老人ホームへ入るおばあさんが、家をたたむ整理の中で見つけた夫の日記。そこには宮澤賢治を教育の目標に、志しなかばで倒れた夫の思想と人生があった。それを遅ればせながら辿り始めるおばあさんの話。

軒下に捨てられた漬物石が語ります・・・明日は老人ホームへ入るおばあさんが、家をたたむ整理の中で見つけた電話帳。見ると夫の手紙や書付けや日記が貼付けられていた。そこには彼女が気づかなかった宮澤賢治を教育の目標に、志しなかばで倒れた夫の思想と人生があった・・・それを遅ればせながら辿り始めるおばあさんの話。

 

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恵那の教育と賢治と演劇 演出 しかた・しん (2004年12月死去)

演出者である私は1928年の生れ。眩いほどの輝きを以って当時の若者たちを惹きつけた恵那の教育運動を知ったのは、1950年代の大学の児文研の活動の中ででした。当時の大学の児文研では、恵那の作文教育、版画教育、土に根ざした教育がある神話的色彩を帯びて語られたのです。恵那の教育の中で育った、演者=西尾瞬三くんと作者=吉村登くんのお二人が、宮澤賢治の目とさらには現代とを重ね合わせた上で、1940年代から60年代にかけて透きとおった炎ような輝きをみせた恵那の教育を再び眺めてみようというのです。

 

■感想(高校生) 

前も西尾さんの芝居を観せて頂きましたが、今回も前のに負けずおもしろかったです。どんなことがあってもじっと耐える、耐えるしかない漬物石は、その家のいろんな人のいろんな思いを見てきたんだなあと思いました。また、石の視線で見る人々の様子もとてもおもしろかったです。サキばあさんの旅立ちの場面は、無謀だと思いながらも、何だか切なくて思わず心の中で応援してしまいました。西尾さんのお芝居は、私たちの心の中に何かを強く訴え、問いかけてくるように思います。素敵なお芝居でした。宮沢賢治の詩に、こんな切ない思いを感じられたことは、西尾さんのお芝居が初めてた。

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