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『おこんじょうるり』 夏子のひとり芝居です。全国の劇場で好評です。 キツネと目の見えない婆さまの心温まるお話。 |
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なつこの ひとり芝居 原作=さねとうあきら(理論社) 脚色=ふじたあさや 潤色=西尾夏子 演出=西尾瞬三 美術衣裳=坂本真彩
「キツネのじょうるり? おもしれェ語ってみろや」 「ほんじゃまぁ…ベンベンベン、なんむうなんむう」
わたしは 考える 親への恩返しは・・・ 旅立ちのその日を見送ること 子どもへの恩返しには・・・ 芝居を続けるわたしの姿を贈り物としよう わたしは舞台で叫ぶ 死んじゃ なんねェ! 殺しちゃ なんねェ! 助けるだぁ! 導かれるままに歩いて行こう と ひとり芝居への 挑戦です
「…ばばさま…ありがとう」 「おこんよー! 死んじゃなんねェー」 ■あらすじ 占いや、まじないで病気をなおすイタコのばばさまは、失敗ばかりで寝込んでしまった。ある夜のこと、腹を減らして死にそうなキツネが、ばばさまに食べ物を恵んでもらって命拾いをした。お礼にキツネが「じょうるり」をうなると、ばばさまの病気はなおってしまった。「おこん」と名づけられたキツネは、ばばさまと仲良く暮らすようになったんだが……。ある日お城のサムライがやって来て、ばばさまに「じょうるり」でお姫様の病気をなおしてくれと頼んだ……。
■なっちゃんいのちを語る 岐阜県恵那市 そだちあいの家ふきのとう 遠山信子 ひとり芝居は相当な実力と体力、何よりも芝居に向き合うよほどの情熱が必要なはずです。驚いたことに【なんじゃもんじゃ】という夫婦の劇団が二人とも、ひとり芝居を立ち上げてしまった。常々この人の情熱、生きる激しさと、いのちへの慟哭に驚き感動させられてきた「なっちゃん」こと夏子さん。誰よりもいのちへの光を見続けてきたなっちゃんが『おこんじょうるり』のいのちに体当たりを挑んだのだ・・・おこんのいのちが乗り移ったかのように。イタコのばばさまがおこんを愛おしむ、その深い想いのままに、なっちゃんは役者のいのちをかけて、ひとり芝居に挑んで来た。私はなっちゃんのいのちと、芝居の中で語られるいのちが、熱い血となって解け合っているのを感じるのです。なっちゃん、拍手! |
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